眠れないことつまり不眠症で苦しんでいる方は意外と多いようです。

平成12年厚労省の調査では、日本人の5人に1人が「眠れない」と悩んでいることが分かりました。

更に過半数の人が、寝つきが悪い、眠りが浅い等の睡眠に不満を持っているそうです。

そして眠るための工夫として、難しい読書をする、ストレッチをする、最近品数が増えたサプリメントを飲むなどがあるかと思いますが、アロマテラピーをとり入れている人は意外に少ないのではないでしょうか?

アロマテラピーって本当に効果があるの?不眠症に効果があるの??科学的に効果があると証明されれば、信用できるのだけど・・・・そう思われている方も多いのではないでしょうか?

そこで、ここでは調査報告もお知らせしながら、お薦めの眠れない時の精油の使い方を書かせていただきます。

心に働くアロマテラピー

 

好きな香りを嗅ぐと気持ちがよくなるのは、どなたもご経験があると思います。

「気持ちがよくなる」ということを安静を意味する脳波のα波がどれだけ出ているかによって図る実験が行われました。

例えば、ユーカリの精油を嗅ぐと、頭頂葉を中心にα波が出ることが認められ、さらに森林の香りと言われる成分が多く含まれているヒノキやサイプレスが嗅ぐと、前頭葉にα波が多く出るそうです。

このように確かに香りは感情に影響を与えるのです。

ではどのように精油は心身に働きかけるのでしょうか?

例えば、鼻から吸い込んだ精油の芳香成分は、電気信号に変換され、ダイレクトに脳の大脳辺縁系(感情を司る部位)を経て視床下部に到達します。

かかる時間はわずか0.2秒です。

そして、視床下部は、体内の機能を調整するコントロールタワーで、電気信号に反応して、ホルモンの分泌を促したり、神経を活発にさせたり、鎮静させたりします。

例えば精神を安定させ、リラックスさせるためには、セロトニンの分泌を高めるといいと言われます。

Rティスランド氏の実験では、ラベンダー、カモミール・ローマン、ネロリ、マージョラムの精油を嗅ぐと、セロトニンの分泌が活発になることが分かっています。

また、神経に関しては自律神経に働きかけます。

自律神経とは、興奮すると優位になる交感神経と、リラックスするときに優位になる副交感神経があります。

一日の中で日中は活動する交感神経が優位に働きますが、夕方からはだんだんと副交感神経が優位になり休む体制になっています。

ですから、精神を安定させるためには、そして不眠症には、副交感神経を高める精油を嗅げば
、効果的だということになります。

(森林の香り サイプレスの並木道)

身体に働くアロマテラピー

 

更に自律神経は、身体の臓器の働きにも影響します。

例えば、家でのんびりくつろいでいる時は心臓はゆっくり脈を打ち、毛細血管が広がり血液が体中にいきわたります。

胃や大腸で蠕動運動がおこり、消化や排便が促されます。

逆に緊張状態が続いていると消化不良になり、胃もたれや便秘になることもあります。

では実際に精油が自律神経にどのように影響を与えるのかを、脈拍の増減を測定することで証明した実験結果があります。

リラックス作用のあるラベンダーと戦闘モードになるジュニパーを各グループ(10名)に嗅いでもらい3分後に脈拍を測定しました。

結果は、ラベンダーを嗅いだグループは平均して10脈拍が減少し、逆にジュニパーを嗅いだグループは平均10脈拍が多くなったそうです。

精油の香りによって、心と身体の両方の働きにまで作用するということがお分かりいただけたでしょうか?

 

精油による眠れない症状の改善例

精油を嗅ぐことによって、心と身体の両方に働くことがお分かりいただけたかと思います。

では実際に眠れない症状にどのように精油が働いたのか実験の結果を書かせていただきます。

 

ラベンダーの実験

整形外科に通院する患者さんで、不眠を訴える18人に、ラベンダーを電気ポットに0.4ml垂らして、夜間吸入する方法を実施しました。

結果は、15名(83%)が改善、2名が変わらず、1名が嫌悪感を感じたという結果が出ました。

(日本アロマテラピー学会誌Vol.3 2004)

 

オレンジスイートの実験

睡眠導入にオレンジ・スイートが有効であるかどうかの実験の為、入院患者14名に、使用したグループ、未使用のグループで実験を行いました。

オレンジ・スイートの精油を一滴含ませたガーゼを枕もとに置き、7日間実施した結果、使用したグループに入眠障害を訴える人は少な下った

オレンジ・スイートの鎮静やリラックス作用の効果と考えられます。

、※簡略化にて記載(2006年 日本病院学会より)

眠れない症状の解消が期待される精油

 

不眠症の解消が期待せれる精油の中でも、ラベンダー、クラリセージ、オレンジ・スイート、ゼラニウム、マージョラム、ベルガモットが比較的安くて購入しやすいのではないでしょうか?

しかし、アロマテラピーの基本は、自分にとって「好き」「心地いい」と思える精油を選ぶことです。

アロマの専門店に行って実際に手に取って香りを感じてください。

使い方はこれらの精油の中から1種類を3滴、ティッシュペーパーに垂らして、寝る一時間前から枕元に置いてください。

では、各精油の心へのアプローチを簡単に書かせていただきます。

ラベンダー

心のサポート力や心身の不調和を回復し、うっ積した感情を解放する精油として活用されてきました。

ネガティブなストレスによって心身に引き起こされる、様々な症状の緩和に良いとされています。

クラリセージ

グリーンでどこか甘さと香ばしさ、そして苦みを奥に感じつ香りです。

心身に対し、刺激とリラックスの間のバランスを保つように働きかけ、心を鎮め、緊張をほぐしたい時、気分を回復したい時に利用してください。

心を安定させ、不安や落ち込みから回復させてくれます。

 

オレンジ・スイート

爽快さと甘さがある香りで、ネガティブな感情や緊張を一掃します。

新しい気持ちを心身に送り込んで気持ちを高揚させます。

些細な間違いや問題を見過ごすことのできない、仕事熱心で忙しい人に最適です。頑張りすぎる人、何でも一人で抱え込んでしまう人に最適です。

 

ゼラニウム

エキゾチックで甘く、スパイシーで温かみのある香りが、心身のリラックスを促します。

静かな力強さと安心感を与える精油で、不安感や落ち着きのなさ、精神的な疲労をサポートすると言われています。

さらに、ストレスや働きすぎによる神経疲労の緩和にも役立ちます。

マージョラム

心身のバランスを整える精油ですが、特に心のバランスを調整する働きに優れています。

無気力や不安、神経性疲労に良く、それらが原因の不眠症にも役立ちます。

喪失感や孤独感がある時は、リラックスできるように促し、そっと心を温めてくれるでしょう。

ベルガモット

甘さのある柑橘系の香りで、深く心を落ち着かせ、穏やかに調子を整えます。

感情のうっ積は気持ちを沈ませるばかりでなく、不眠や不安、情緒不安定につながるものです。

これらマイナスの感情から解き放たれるように助けてくれる精油でもあります。

そして、精神力、自発力、楽観性を取り戻させてくれるでしょう。

アロマテラピーパーフェクトBOOK (ナツメ社)より抜粋

 

まとめ~眠れないときはアロマテラピー~

いかがですか?気に入った精油は見つかりましたか?

眠れないときに是非アロマテラピーを試していただきたいと思います。

香りで気分が落ち着く、リフレッシュできる、幸せな気持ちになる・・・このようなことは想像がつくかもしれません。

しかし、精油には様々な成分が含まれており、その一つ一つにはまるでお薬の成分のように私たちの心と身体に働きかける力が含まれています。

また、フランスでは、精油を薬のように使われていますし、現在では精油の作用を証明する実験も数多く行われており、科学的に実証されています。

法律上必ず効果ががあるとは言えませんが、効果が期待できるのは間違いありません。

もし、眠れないことでトラブルを抱えていらっしゃるのであれば、是非一度アロマ専門店に足を運んで、精油の香りを楽しんでみてください。

もし、リラックスできる精油が見つかったのであれば、今晩から試してくださいね。

あなたの眠れない・・不眠症にお役に立てれば幸いです。

何かご質問がありましたら下記までお気軽にご連絡ください。

dolfinangel613yoko@gmail.com

 

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