私は、心理カウンセラーやマインドトレーナーをさせていただいていますが、心身のプチ不調にアロマテラピーをお薦めしています。実は私自身がアロマセラピスト、そしてインストラクターであり、自分自身が日常生活にアロマテラピーを取り入れて、セルフケアをしています。実際に更年期と重なったせいか様々な不調に苦しみました。事実更年期には、ホッとフラッシュ等の体の症状の他に、鬱っぽい、イライラする、不安で落ち込む・・・このような精神的な苦痛に悩んでいる方がたくさんいらっしゃいました。「精神科に行くまででもないんだけど何とかしたいんです!」そのような声を多く聞きます。そのような更年期の心身の症状で苦しまれている方の為に、実際に私自身が効果があった精油をご紹介いたします。是非お試しください。

精油はなぜ心と身体に効果が期待されるのか?

 

好きな香りを嗅ぐと心地よくなりますが、本当に効いているのか不思議に思うかもしれません。アロマセラピーは、リラクゼーションでしかないよね!と思われる方も多いのではないでしょうか。

でも、実は香りは一瞬にして心身をシフトするスゴイ力を持っています。なんと0.2秒以下で香りの刺激はダイレクトに脳に到達します!!そして香りが伝わる脳の部位は、感情や記憶を司っている脳の中でも「本能」に近い部分です。快・不快などの感情・気持ちに直結しているところです。そこを香りが直接刺激をするので、心の病への効果が期待できるわけです。

そしてもう一つ、身体の調整をしている自律神経を司る“視床下部”にも直接働きかけます。身体の不調のほとんどは、自律神経の乱れからだとも言われていますよね。さらに、血液にも浸透し、全身を精油の成分が循環します。実際に、2時間アロマオイルで芳香浴して検査をしたら、血液中にその成分が約70%残っていたという実験結果が報告されています。

このように、香りの成分は、私たちのこころと身体にしっかり届いています!精油のパワフルな効果を分かっていただけましたでしょうか?

イライラや欲求不満を解消する精油

 

更年期のストレス症状の中で、意外に多いのがイライラや怒り、欲求不満のようです。「更年期のせいか、最近お母さんがイライラがすごくて、どのように接していいのかわからない。」「なせが、イライラや欲求不満がとまらなくて、必要以上に強い口調で周りにあたってしまう。」そんな悩みをよく耳にします。
欲求不満、イライラ、気分の落ち込み等のストレス症状は心の病にもつながりますので、セルフケアが大切です。そこで更年期だけではなく一般的にイライラや欲求不満に効果的な精油をご紹介します。

カモミール・ローマン

 

リラックスのハーブティ―として知られるカモミールは、カモミール・ジャーマンの方です。ローマンは、甘さと酸味が感じられる「リンゴのような」香りは、動揺をいったん落ち着かせて、心を休ませ安心させる働きがあります。なかなか思うようにいかないことから生じる欲求不満やイライラから生じる心の緊張を穏やかにしてくれます。

ヒノキ

 

どこか懐かしさを感じるウッディーで落ち着いた香りは、私たち日本人になじみのある香りですね。心を安定させますが、落ち着きさせすぎないで、シャキッと沈着冷静にしてくれます。まずは心身を整え安定させてから、静かにこころを引き上げてやる気を起こさせてくれます。勿論、イライラや欲求不満のストレス症状に効果的です。

 

ラベンダー

 

爽やかで果物のような酸味と甘みが感じられる香りは、静かな落ち着きと楽な自己表現がテーマです。心の中核の働きを支える為、神経の緊張をやわらげ、パニックやヒステリーを落ち着かせます。うっ積した感情を解放し、気の流れを滑らかにして、イライラや欲求不満を鎮めます。

 

ゼラニウム

 

更年期障害からくるイライラには、バラに似たエキゾチックなフローラル調でほのかにスパイシーな香りのゼラニウムをお薦めします。気の流れを滑らかにするため、リラックスさせ、焦りや欲求不満やイライラを楽にします。不安感の解消にも効果があり、ストレスや働きすぎによる神経疲労にも効果があります。

 

欲求不満やイライラは自分ではどうすることもできませんよね。お風呂に1から5滴入れたり、ティッシュに1から2滴垂らして、気軽に楽しんでみてください。イライラが落ち着き、効果が実感できると思います。

 

 

リラックスしたい時に効果的な精油

 

「自分の心に安らぎを与える」ということが、とても大切だとわかりながらも、私たちは日常の忙しさに追われて、後回しにしてしまいがちです。特に更年期世代は、子供の受験や親の介護が始まったり、もしくは重要な仕事を任されたり、何かと忙しい時期です。思い切って生活の中に、自分の心地よい時間、セルフケアの時を確保しなければと、わかっていてもできない方も多いのではないでしょう?そこで忙しい更年期世代でも、ちょっとカバンに忍ばせて、リラックスできる精油をご紹介いたします。

 

ネロリ

 

安心や落ち着きをもたらしてくれる精油です。過敏で、不安になりやすい人、感情的に追い詰められて、時々心のコントロールが難しくなる人にお薦めです。感受性が強い人は、ストレスの対応が苦手で、心に抑圧された感情をもっています。この精油は、抑圧した感情を解放し、安心感と強さを与えてくれます。

マージョラム

 

心のバランスを取るのに優れ、慢性的な無気力や神経疲労の両方に効果的です。「誰も自分をかまってくれない」という喪失感や孤独感があるときは、リラックスを促し、そっと心を温めてくれるでしょう。感情的な飢餓感や、考えすぎて心が乱れている人を、リラックスさせ、慰め、温めてくれます。

 

ゼラニウム

 

心身のリラックスを促し、静かな力強さと安心感を与えます。慢性と急性の不安感のどちらにも効果があり気持ちを落ち着かせてくれます。ストレスや働きすぎによる神経疲労を優しく取り除いてくれます。自分のそのままの感情を表現することの喜びや楽しみを、取りもどさせてくれるでしょう。

 

更年期の症状に効果的な精油

 

更年期になると、精神的な症状の他に、さまざまな身体症状が出てきて苦しい時がありますよね。もしかしたら、身体の疾患かもしれないので、病院に行くことは重要だと思いますが、異常がないのに症状だけが現われる場合もたくさんあります。それを、自律神経失調症、不定愁訴などと言われて片づけられがちですが、とてもとても辛いものです。確かに、ホルモンの分泌にかかわる脳の部位と身体の機能を司る部位が近いことからも、更年期世代に身体症状が出やすいのも致し方ないことなのかもしれません。そこで、私が実際に体験して症状が緩和された3つの精油をご紹介したいと思います。

 

息苦しさ・過呼吸

<フランキンセンス>

 

緊張状態が続いたり、気持ちに焦りがあるときは、いつの間にか呼吸が浅く速くなりがちです。その状態が続くと、息苦しさや、吸っても吸っても苦しい過呼吸気味になることがあります。そんな時、ティッシュに1,2滴垂らして、その香りを嗅いでいるといつの間にか呼吸が楽になってきました。フランキンセンスには、深い呼吸を促す働きがあり、それによって徐々に落ち着かせてくれる作用があります。イライラや不安感、ストレスが溜まって心が乱れている時にも、とてもよく働きます。

 

動悸・頻脈

<イランイラン>

 

何故か、ちょっとしたことでドキドキしたり、夕食後脈が速くなったり、心臓の症状で苦しい時がありました。気にするとますます症状が出てきて、悪循環になるのでとても苦しかった時がありました。アロマを始めた時は、このイランイランの強い香りが苦手でしたが、動悸に良いと知ってから、不安なときはこの香りを嗅ぐようにしました。するといつの間にが、大好きな香りになり、現在も好きな香りなので不思議ですよね(笑)イランイランは、過剰な神経の緊張により、動悸や高血圧を引き起こしている状態に有効です。気持ちが高ぶってコントロールが難しい時、そんな緊張を優しく和らげてくれますよ。

 

ふらつき・ふわふわ感

<ゼラニウム>

 

何故か、歩いているとふわふわして雲の上を歩いている感じの時、ふらついて平衡感覚のバランスが変なときがありました耳も脳も異常なし!確かに首や肩が凝っているけれども、なんでなのかふらつきが続きました。そんな時、精神科医・越智啓子先生のカウンセリングを受ける機会があり、先生からゼラニウムを薦められました。それから出かける時はいつも持参し、香りを嗅いでいるといつの間にか症状がなくなってきたのです。ゼラニウムはバラに似た香りで、ホルモンのバランスを整える作用があります。また、調整・バランスをとる作用に優れ、心と身体がアンバランスと感じる時に、安定させてくれる精油です。

 

なりたい自分になれる香り

 

誰でも、何となく元気が出ない、やる気が出ない、集中力がない、気分が落ち着かない・・・・とりたてて理由もないのにこのような気分になることがあります。そんな時、精油を嗅ぐことで、手軽に気分転換が出来るので、心の病を未然に防ぐことが出来ます。最後にそんな精油をご紹介したいと思います。

活動的になりたい時

 

レモン・グレープフルーツ・ペパーミントなどの柑橘系の精油がお薦めです!

レモンは、新たな気持ちにしてくれます。意識を変えたい時に効果的です。

グレープフルーツは、怒りの解消など心のクレンジングをしてくれますよ。
楽園の香りとも言われています。

ペパーミントは、怒りやイライラを解消してくれて、忍耐できるようにしてくれます。
かなり爽快感のある香りですよね。

 

リラックスしたい時

 

神経の興奮を抑え、リラックス効果のある
プチグレン・オレンジスイート・ラベンダーがお薦めの精油です!

プチグレンは、感受性が強くストレス対応が下手な人に向いています。うつ気味の方によく使われます。

オレンジスイートは、マイナス思考を取り除き、心に余裕を与えてくれます。物事のとらえ方を明るくさせ、楽天的にさせてくれます。

ラベンダーは、穏やかな気持ちにさせてくれ、抑圧を解放してくれます。自己肯定感を与え、自分をそのまま受け入れるようにさせてくれます。

ストレスで不安や緊張を感じる時

 

不安な気持ちを静めるプチグレン、心身の疲労感を解消するオレンジスイート、
その他ベルガモット、ゼラニウムもお薦めです!

ベルガモットは、情緒不安定な人の楽観性や自発性を取り戻してくれます。抑圧された感情や漠然とした不安感を取り除きます。
ゼラニウムは、ハートが傷ついている人に向いています。つらさや寂しさで、心がナーバスになっている人の心を慰めてくれます。

(ベルガモット)

無気力な状態から脱したい時

 

気分をシャキッとさせてくれるローズマリー・シネオールとレモン、脳を覚醒させるペパーミントがお薦めです!

ローズマリー・シネオールは信頼と心のゆとりを与え、自信を持たせてくれます。頭がクリアになり、勉強するならこの精油(笑)ですよ。

自力で気分転換するのは、なかなか難しいですよね。そういう時は、精油の力をかりて、自分がなりたい気分になってくださいね!

 

まとめ

 

日常生活に気軽にアロマテラピーを取り入れていただきたく、特に更年期の忙しい女性に向けて、この記事を書かせていただきました。私もアロマテラピーを勉強する前は、ちょっとリラックスするのに役立つぐらいに思っていた精油ですが、実際使ってみると、植物の力はやっぱり素晴らしい!!とそのパワフルな働きを実感しました。勿論絶対はありませんが、心の病を未然に防ぐセルフケア、更年期障害、あるいは心の不調に効果が期待されます。是非お気に入りの精油をアロマショップに行って見つけてくださいね。(確実な効果を期待するなら、精油のメーカーのものをお薦めします)お守り代わりになりますよ。ティッシュに1,2滴垂らしておくだけで効果があります。手軽に出来ますので、日常生活の心身のセルフケアに是非取り入れてみてくださいね!そして、色々と大変な更年期を乗り切ってくださいね!

Pocket