ますます苦しくなる【やってはいけない!!マイナス思考の解消法】
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このようなマイナス思考で悩まれている方は、特に日本人には多いようです。
アメリカの心理学の研究では、人間は1日に約6万回も考え事をしていて、その約80パ―セント約4万5千回は、マイナス思考、つまり否定的なことだそうです。
ですから、人間である以上誰でもマイナス思考になるのは当たり前のようです。
では、マイナス思考で悩む人と悩まない人の違いは何でしょうか?
それは、
マイナス思考になってしまう自分を責めるかどうか?
マイナス思考に過度に囚われているかどうか?
この2つではないでしょうか?

こんな私はやっぱり駄目だ!!
皆みたいにポジティブに捉えられないから
こんなに苦しいんだ!!
このように自分を責めて辛いので、マイナス思考で悩まれている方は、この否定的な思考を解消しようと、マインド系スピリチャル系の学びをされて様々な改善方法に取り組まれています。
しかし、せっかくお金と時間をかけても全く効果がない、やればやるほど苦しくなるという声も多く聞かれます。
そこで、マイナス思考の人の主な特徴とやってはいけない解消方法をご紹介いたします。
マイナス思考の人とは?
そもそもマイナス思考とはどのようなものでしょうか?
何かにつけて、どうせ失敗するさ、私はだめなんだなどと悪い方向に考えが向くこと。物事を否定的に考える考え方。
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マイナス思考の人の特徴としては、「私はこんな人間です」という自分に対するイメージがかなり低く、自分の存在自体を否定的に捉えています。
ですから、「こんな自分ではダメだ」と理想や目標設定を高くしすぎて、出来ない自分を責めるという悪循環に陥っている人も意外に多いのです。
自分に対する要求が厳しいのです。
また、自分で自分を認められないがために、他人に「認めてほしい」「褒めてほしい」と無意識に思っています。
その為に絶えず他人の評価を過剰に気にしている人も多いようです。
他には、物事を始める前に根拠もなく上手くいかない未来を想像し、行動せずにやめてしまうパターンを繰り返すのも特徴です。
行動しないので成功体験も乏しい為、より否定的に捉えることに拍車をかけているともいえます。
これらがマイナス思考の人の主な特徴ですが、全てはもともと自分に対するイメージが低いことに起因しているようです。
やってはいけないマイナス思考解消法
マイナス思考で悩んでいる方は真面目な頑張り屋さんがほとんどです。
「こんな私ではダメだ!」と思っているので、心理学を学んだり、スピリチャル系や自己啓発のセミナーに参加したりして、マイナス思考を解消しようと様々なものに取り組まれています。
しかし、上手くいけばいいのですが、やればやるほど苦しくなる場合もある巷ではよく知られている手法もあるのです。
私のところに来てくださるクライアントさんのほぼ8割の方が、これらの手法を熱心にされても、効果がなく苦しんでおられました。
その主なものを3つご紹介いたします。
潜在意識を書き換えること
人間のマインドは5%の顕在意識と95%の潜在意識で成り立っています。
この95%の潜在意識は無意識と呼ばれ、ここで考えていることが現実になります。
このように言われるとマイナス思考は潜在意識が原因であり、ここをポジティブなものに書き換える必要があると思い、早速取り組むわけです。
私も約80万円かけて、潜在意識を書き換える為のものを過去に購入した覚えがあります。
一番よくされている手法がアファメーションではないでしょうか?
「私は〇〇です!」「私は▲▲になりました!」と何度も自分に語りかける手法。
または毎日ノートに「私は〇〇を達成しました」等回数を決めて3か月以上書く手法。
または、宝地図を作って壁に貼るというものもありますね。
実はこれらのものは、マイナス思考の人はやればやるほど辛くなる場合が多いのです。
なぜなら、理想の自分や夢が叶った自分を想像するのと同時に、「叶っていない現実」も同時に意識してしまうからです。

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マイナス思考の人は、どうしても叶っていない現実に引っ張られる傾向があるようです。
ですから、やればやるほど自分の辛い現実にも意識がいくために、苦しくなるという人は多いのです。
自信をつけること
マイナス思考で悩んで知る方は、自信がつけば今のマイナス思考が解消されると思っています。
ですから、自信をつけるワークや強みを発掘することを熱心にされてきた方も多くいらっしゃいます。
例えばよくあるのが、1日100個出来たことをノートに書き記して寝る前に眺めるということを毎日繰り返す、あるいは他人に自分のいいところを5つ挙げてもらう、それを5人にお願いするなどがあります。
ところが、こうやって自分の良いところ、出来たところを知ったとしても、マイナス思考の人は自信にはつながりません。
なぜなら、マイナス思考の人は、自分が出来ていないこと、自分がダメだと思っているところにばかりに目が行き、そこが解決しないと自分を認められないという特徴があるからです。

とか言われるけれども、私が嫌なのは、いつもビクビクして自分の本音が言えないところなのよ~
ですから、いくら自信をつけようと、長所や強みを沢山知ったとしても、現在抱えている辛さは解消されないようです。
過去を癒すこと(インナーチャイルド)
過去を癒すことで一番メジャーなことはインナーチャイルドワークではないでしょうか?
私も自分の生きづらさは母との関係が原因だといわれて、30万円かけてワークを3か月以上取り組んだ経験があります。

小さい時の自分を思い浮かべて話しかけたり、抱きしめたり、あるいは辛かったこと寂しかったことを思い浮かべてワークをします。
「お母さんはその時どんなことを言っていましたか?」「お父さんはどうでしたか?」その度ごとに苦しい思いがよみがえります。
事実なのかどうなのかは、今となっては確かめるすべはありません。
幼いことの記憶なので、大いに歪められている可能性もあるのです。
こういうこともあった。ああいうことも言われたと一つ一つ思い出して癒して(?)いくそうです。
過去を癒すことに取り組まれた方から、聞く言葉があります。
「よけいお母さんが嫌いになった。」「よけいに辛くなって嫌になった。」
このように、過去を振り返れば振り返るほどかえって、自分が嫌になったり、こんな養育を受けたならマイナス思考で当たり前なんだ等より自己否定的になる場合も多いのです。

よけいにお母さんが嫌いになったよ~涙
むやみに過去を振り返り、その原因を探ることや癒そうとすることは。やらないほうが良いというのが私の考えです。
まとめ
マイナス思考で悩むことは、どんどん負のスパイラルに入ってしまいとても苦しいものです。
そして、そんな自分を責めるので、ますますマイナス思考が加速します。
ここにご紹介をした3つの手法はよく聞かれるメジャーなものばかりです。
あなたは取り組まれたことはありますか?
勿論取り組まれて少しは改善された方もいらっしゃると思います。
しかし、それ以上に上手くいかず、落ち込んでより自分を責めている方も多いのです。
ではどうしたらよいのでしょうか?
まずは、自分はマイナス思考であり、過剰に反応をしていることを認めること。
そして、自分の感情を横に置いて、事実だけを客観視するようにすること。
例えば「嫌われているような気がずる」→「その根拠となる事実は何??」と自分に問うてみましょう。

なぜなら、マイナス思考の人は自分の想像の域でマイナスに捉えている場合がほとんどだからです。
「またマイナスに捉える癖が出ちゃったな(笑)」と一呼吸おいてみてくださいね。

または、私が提供させていただいている「ネガティブ解消マインド講座」「他人に振り回されない愛されマインド講座」を覗いてみてくださいね。
きっと何か楽になるヒントがあると思いますよ。
今まで色々な解消方法に取り組まれてもマイナス思考が解消されなくても、自分を責めないでくださいね。
必ず自分に合ったものがあるはずです。根気よく探してみてください。